Living with Antiques 英国銀器の集め方

2012年03月

パソコン復活しました と書いた直後にまたハードディスクが起動しなくなり、本日やっとネットが繋がりました~!(アップルショップに持って行ったら なぜかすぐ魔法のようにつきました)

ショップはマック内に入れたウィンドウズで管理しているのですが、まだウィンドウズを新しいハードディスク内にインストール出来ていないので ショップの更新はもうちょっと後になりそうです> <

まだどこにもご紹介出来ていない 素敵なお品がいくつかあるので、アップ出来ず うずうず・・・

お仕事が出来なくなってわかりましたが、やっぱり私 このお仕事がとっても好きみたいで 仕事が出来ないと毎日なんか 張り合いがないというか・・・ 調子が狂ってしまいます。

それでも、丁度毎日お天気がすごくよくて、娘とたくさんお外で遊ぶ事が出来るので、それは良かったです^^

昨日は最高気温20度以上だったのですが、週末にはまた最高気温8度くらいに下がるみたいなので、それまでにはウィンドウズも無事動くようになっていればいいな~

頑張ります!

今週はもう日曜終了のオークションは間に合いそうにありませんが、いくつか商品アップしてみようと思います(過去に一度ご紹介したものですが)。
少しでも何か出来る事をやると 気分が変わりそうです^^

パソコンですが、なんとか復活しました!

と言ってもハードディスクが完全にダメになってしまったので(もちろん、写真や音楽も・・・><)
ハードディスクごと入れ替える大手術になりました。

とりあえずは、写真などは殆どないものの、今パソコンは一応使えるようにはなっています。

あとはバーチャルパソコンの方がまだ繋がっていないのですが そちらが使えるようにならないと
お店の更新が全く出来ませんので、週明けまでには治したいと思います。

ところで、 今日から日曜日まで友人を訪ねてスイスのジェニーバに行ってきます。

日曜日までの間にもしご注文やご質問頂いた場合は 対応が日曜の夜(日本時間の月曜)になりますのでご了承下さい。

ご不便をおかけいたします事を 前もってお詫び申し上げます。

後少しで出発ですので、帰国次第 前記事へのお返事書かせて頂きますね♪




前回の記事,お返事遅くなってごめんなさい!

実は・・・愛用のパソコンが急に壊れてしまって・・・.

Macなんですが,Macが立ち上がらなくなってしまい(中に入れているWindowsだけ時々立ち上がる)
困っています><

三年酷使していますので,そろそろ買い替え・・・ になるかもしれませんが,とりあえずデータなど必要
ですし 本日一度 パソコンの病院的なものに持っていこうと思っています.

今週はオークションにも出品,お店にも数点アップする予定だったのですがそれは来週,またはそれ以降
になってしまいそうです(素敵なお品ばかりだったのでご紹介できずに残念・・・).

しばらくは慣れない携帯でのメール 取引連絡のチェックとなりますので お返事に手間取ることもあるかも
しれません,ご迷惑をおかけするかもしれないことを予めここでお詫び申し上げます.




こちらのコーヒーポット。
イメージ 1
見覚えある方もいらっしゃると思います。
過去に 一度記事でご紹介したお品です。

ヴィクトリア女王お抱えの、ヴィクトリア時代中期屈指の銀器メーカー Robert Garrardのお品です。


スタンド付きのコーヒーポットというだけでもあまり出て来ませんが、中でもこのスタンドの透かし細工の美しさには目を見張ります。
イメージ 2
実はこのコーヒーポットが、先日の記事で書いた、

「来歴に興味をそそられるきっかけとなったお品」

なんです。

イメージ 3
                                                                                 *こちらのお品は既にSoldとなっております.

正面に彫り込まれたコートオブアームズや反対側の二つのクレスト(家紋)にも興味をそそられますが、右下のこの黒ずんだステッカー。
良く見ると、" Christies Belton house sale 1984"  と書かれています。

Belton house? どこのお屋敷だろう。

興味を持ってgoogleで検索してみると・・・      Youtubeに動画がありました。
National trustに登録されている、カントリーハウスだそうです。リンカーン州にあるそうなので、Newark アンティークフェアが開催されている辺りですね。

こちらの動画はもっと面白いかも。

こんな素敵なお屋敷から来たものなのね・・・
そう考えると、愛着もひとしおです

二日間に渡って開催されたこのセール、他にはどんなお品が出ていたのかしら・・・
カタログを見れば もしかしたら 他の銀器との関係性がわかるかも・・・

色んな期待を胸に色々と検索をかけてみると、アメリカのカタログを専門に扱っている古本屋さんで見つけました
イメージ 4
きゃ~~♪   こういう瞬間って、すごくトキメキます^^

そして 二週間くらいしてアメリカから届いたカタログには、ラッキーな事にこのコーヒーポット&スタンドのお写真が。
イメージ 5
イメージ 6


オークションカタログって、写真が載らないお品も結構あるんですよね。なのでこのお品のお写真が載っていて とても嬉しかったです。

20年以上も前のお写真ですが、今とコンディションは全く変わらないように見えます。

残念ながら他にエントリーされていた銀器達とはあまり関連性は見いだせなかったのですが(しいて言えば、隣のティーポット&スタンドと一緒に使われていたのかしら?という程度。広いお屋敷ですから 保温する為のスタンド、必要ですよね! )、お品のルーツを少しでも辿る事が出来て とっても貴重な経験となりました^^

ここからも、コートオブアームズやクレストを調べて行くともっと色々な歴史背景がわかりそうです(二つクレストが並んでいるのも面白い特徴で、もしかしたら結婚式のお祝いに贈られたものかも・・・などと想像するのも楽しい^^)。
更に突き詰めて行くとデザイン画との関連やそのお品が作られた当時の目録など、どんどん繋がって行っていくかもしれませんね。

アンティークは、奥深いですね。

このBelton house、もっと良い季節になったら フェアの帰りに是非立ち寄ってみたいと思います^^


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イメージ 1


ダイアモンドの美しさの判断基準を計る時に、4Cという言葉が使われます。

4CとはCを頭文字に持つ 
・Cut カット カットされた形
・Color カラー ダイアモンドの色
・Clarity クラリティ ダイアモンドの傷、内包物の状態など
・Carat カラット 石の重さの単位、1キャラットは0.2グラム

4つのc の事です。

良くテレビショッピングなどでは「○○カラット!!!」とダイアモンドの大きさ(正確には重量)だけを売りにしている事もありますが、実際はこの4つの判断基準のバランスが良ければこそ、綺麗なダイアモンド という事になります。

銀器にはダイアモンドの4cのような国際的判断基準はないものの

・銀の重量
・製造年
・メーカー
・状態

など、銀器の価値を決めているいくつかの要因があります。

それに加えて、私が普段マーケットで仕入れて来るようなお品に関しては殆ど関係してこなくても 時として重要になってくる物。 そのお品の価値をあげる事に大きく貢献するファクターとして、芸術・工芸品の「来歴(Provenance)」があります。

ジュエリーや絵などでオークションに出されるような物は直接コレクターや旧家などから出品される事も多いので 来歴付きで出て来る事も多いです。
銀器では、ディーラーの手から手に渡ってしまっているようなお品では難しいものの、オークションなんかでは時々そのような物を見かけます。

以前記事にした オークションで高値で落札された銀のスプーンですが、価格がつり上がったのはこのスプーンの来歴がしっかりしている という事も一因になったのでしょうね。

私は以前 サザビーズ というオークション会社の、美術品の鑑定士育成の学校に通っていたのですが、その学校では卒業前に「カタログ作り」と言って 歴史的名画、モダン絵画、家具に陶磁器などをジャンルに関係なく一人20枚程度の写真を与えられ、そのお品が作られた年代やメーカーをはじめ時代背景、状態やお品の真贋、後のリプロダクションか否か など様々な面から鑑別をし、過去のカタログの落札価格から大体の予測落札価格を出してカタログを作って行く(その後その中から一品好きな物を選び、2000words程度のエッセイを提出)と言う授業がありました。

その中で最後に調べていたのが「来歴」。

実際には私は 他の事を調べるので手一杯でここまでなかなか手に回らなかったのですが(来歴などないような物も混じっていますし)、実際のオークションでは、そのお品の価値にプラスになると思われる来歴は必ずカタログに書かれる事からも、来歴の重要さがわかります。

何よりも、そのお品がたどって来た歴史に触れる事で、お品に対する興味が倍増しますよね^^

まぁ、私の中では 来歴の重要性は まずはそのお品そのものの美しさがあってこそ の物だと考えていますが・・・

来歴の揃った物ばかりを扱っているディーラーとして ファイナンシャルタイムズ紙にとあるジュエラーの言葉が取り上げられていました。

"来歴の良いものを と意識して集めて来たのではなくて、美しい物、心に響く物だけを扱って来たら結果として 来歴の良いものばかり集まった"

興味深いです。



次は 私に その来歴を調べる楽しさを味合わせてくれたお品についての記事に続きます♪

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